2011年4月11日月曜日

選挙

東日本大震災から一カ月が過ぎました。



もし

家も、洋服も、車も、写真もぜんぶ、突然、流されて消えたら。

「早く帰りたい」と思っても、帰る場所がない。

「明日はがんばろう」と思う場所もない。

そんな状況でメディアから「一人じゃないよ、一緒に頑張ろう!」っていわれても

どう頑張ればいいか、私だったら分からない。



私だったら、一番欲しいのは、きっと、「家」と「仕事」。

これからどうやって生活していけばいいのか、その答えがいちばん欲しい。

それが見えなければ、どれだけ励まされても、絶望すると思う。


そのうえ家族まで失っていたら・・・

考えるのも恐ろしいことが、実際に起きていて、それを経験しているたくさんの人たちと

今、同じ国で同じ時間を生きていることを、受け止めなければいけません。

私たちが生きていられるうちに、日常があるうちに、なにができるんだろう。



募金、節電、今すぐできることはいくつも思いつくけど

「こんな災害が起こったときこそ未来を照らしてくれる国を、つくること」。

それはこれから、私たちが成すべきことです。

私たちの子供に教えていくことです。



なぜ、募金はするのに選挙には行かないのか。

選挙権は、国を作るための国民の権利であり責任だと思います。

こんなときに頼れる国をつくっていく事はつまり、被災地を救うこと。

だって、明日の被災地はここかもしれない。
明日の被災者は、自分かもしれない。

それなのに、この投票率の低さはおかしい。

「今すぐ“できる”こと」と同じように
「今すぐできないことのために、今すぐ“すべき”こと」をしなければ。


被災地・被災者のために直接できることだけではなく、

それを含めてこの国のためにするべきことは何なのか、もっと考えようよ。

選挙は分かりやすくこの一端を担っているのだから、参加しようよ。


とわたしは思います。

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