2010年8月30日月曜日

産み落とす 前半

去る8月18日午前8時17分、
おかげさまで無事、2670グラムの娘を産み落としました。

検診では既に3000グラムを超えているという話でしたが、
いざ出てきてみると意外にミニマム、足なんて干物かってくらいヒョロってます。



早産気味だったため、ポーンと産まれるだろうと淡い期待を持っていましたが、
母子手帳に記入された出産所要時間は50時間。


そのうち、分娩に要した時間は約40分。
先生も間に合わないほどのスピード分娩でしたが、
残りの49時間20分は陣痛です。


事後、実は帝王切開の準備を始めていたと助産師さんから聞きました。

分類としては難産になるのでしょうか。壮絶でした。






15日深夜からゲリP痛が10分間隔をきり、産院へ。

しかし赤ちゃんはまだ完全に上を向いており、「こんなもん陣痛っていわねーよ」的なことを遠回しに言われ帰宅。





16日深夜から更に強い痛みに襲われるも、もう帰宅は嫌だの一心で、眠る旦那の隣で声を殺して耐え続けた結果、こらえきれん痛みが5分間隔に。
17日早朝に再度病院へ。


内診の結果、赤ちゃんの頭がだいぶ下がってきておりそのまま入院。


様子を見に来る助産師さん全員が「これは早そう」「今日の昼か、夕方には産まれそう」と言う。

よし、早く終われる、でも心の準備が…とか考えつつ
数分間隔で襲ってくる、生理痛と下痢が合わさって100倍になった痛みに耐える。


ふと旦那を見るとベビースターラーメン食っててキレそうになりましたが、

私がうめく度に腰をさすってくれる存在は本当にありがたかったです。
正確に言うと、さすってくれて痛みがラクになるというより、
未知の痛みとの長い戦いは想像以上に心細く、誰かがそばにいてくれないと耐えられない。

一人で産む初産婦さんを、私は心から尊敬します。




ここからが

受精した日に戻って全力で止めたい、本気でそう思った生き地獄でした。

次回。

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