2009年10月12日月曜日

秋について考える

10月であります。

めっきり陽が短くなり、温かい飲み物が恋しくなるおセンチな季節。

それが「秋」。

四季の中で一番短い季節、それが秋。

「今日って暑いの?寒いの?」それが秋。

銀杏の実が歩道に落ちて踏み潰されてくっせーの何のって、それが秋。




人生80年だとしたら、その中でおセンチな気分に浸れる人格を保てるのが60年間として、
ってことは秋を味わえるのは最高60回だけで、今はその貴重な60分の1。

つまり秋を体感できる回数は凄く限られているという事。

それを忘れて当たり前に過ごすのは勿体ないんじゃないか。

イモ栗かぼちゃは美味しいし、紅葉だって一瞬だし、
でも「限られてる」と自覚してなかったら、全然貴重に感じない。

これってどうなんだ。

自分の命にすら限りがあるのに、身体も時間も季節も浪費しておる。

大切な人が今日も元気に生きている事が、本当は当たり前じゃないのと同じで
季節を感じることだって当たり前なんかじゃない筈なのに。

季節も日常も、限りがあるから、すこぶる尊い。





「そんなん秋に限ったことじゃない」とか思われますな、考えてごらんなはれ。

脳みそに花咲く春、クソ暑い夏、あわわわ…と凍える冬に、「ていうか生きるって何だっけ?」とか感じる余裕ありますか。

普段は深く考えないようなことも考えてしまう、そんな秋が私はすきです。




そんな貴重な今年の秋、ユーミンが愛飲している棒茶を買ってみたい。
お店が近所だから。

何か、俗っぽいオチになった。

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