2013年3月19日火曜日

守るべきルール

先日、ある商業施設に併設しているキッズランドに娘を連れて行きました。

寒い季節や天気が悪い日は、こういう施設がありがたいもんです。




このキッズランドの真ん前が、自販機やテーブル&イスが置いてある、わりと広い休憩コーナーになっておるんですね。

そこで、持参したおにぎりやらパンやら食べさせている光景をみたことがあったので、
娘用に小さなお弁当を作って、「お腹すいたら食べようね」と持って行ったんです。

しばらくハイテンションで遊んでいたんですが、お昼時間になり
「おべんとうばこ!おべんとうばこしようよー」とグズりだしました。


しかしその休憩コーナー、よく見ると「持参した食事はご遠慮ください」と張り紙してあるじゃーないか。

これは、一応聞いておかねばなるまい。と、スタッフのおねーさんに
「どうしてもお腹すいたみたいなので、そこでおにぎり食べさせてもいいですか」と聞きました。


そしたらば、「ジュースやお菓子程度ならいいんですが、一応、食事の持ち込みはダメなんです。
でも今は空いてるので、プレイルームにいる人たちから見えないように、隅でササッとあげるなら…いいですよ。」

と言ってくれました。



結局、「食べてはいけない所だったから、がまんしよう。おうちで食べようね」と言い聞かせ、ジュースだけあげたんですが、

「おべんとうばこ、たのしみにしてたのにー!」と泣いてる娘を見てか、スタッフの人がこんな話をしてくれました。

「ごめんなさい。でも、今回のように、声をかけてくれる人はまだ有難いんです。

無断で広げて食べたり、声をかけても「以前食べてる人を見た」と言って聞いてくれなかったり、

食べてる人を見つけて「うちは断られたのに!」とクレーム入れる人もいるんです」と。


わたくし、「た、、大変ですねぇ。。」と言ってしまいました。

スタッフさん、「えぇ…。いろんな親御さんがいらっしゃるんで」と苦笑い。



そういう親御さんは、子供に「なぜ他の人は良くてうちはダメなんですか」いう言い分を聞かせ、学ばせるのだろうか。

それは、イコール「他の人がやってりゃ自分もやっていいでしょ」と言ってるってこと。

子供が、そんな考え方で生きていく人間になってもいいの?

っていう発想すらできてないってことですよね。


うーん。。


もちろん、そういう親の方が少数ではあるんだろうけど、
そうやって育てられた人間とも関わっていかねばならんのが世間であるからして、

娘よ、これはなかなかの試練だぞ。

まぁ、自分にとっても。





世間の「守るべきルール」は、それを守ろうとする人間のモラルによって成り立っている。

それを教えてもらえないのは不幸な事だし、かわいそうだと思う。

大きくなってから、「常識がない」「品がない」と疎まれても、その意味すら理解できないんだ。



もし娘に、「なぜルールを守らなければいけないの」と問われたら、私ならこう答える。

「ほかの人たちといっしょに生きていくためだよ。

それが、おとなになるということだから」。

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