4月15日、福井県へ。
東京事変のライブがあったのでした。
ホールでのライブに行くたび
最前列ってやっぱコネないと取れないんだろーなと思って見てましたが
少なくとも2列目は運だけで勝ち取れるみたいです。
福井フェニックスプラザは想像していたより小さなハコだったので
我が人生史上おそらく最も近い距離で林檎ちゃんを観れました。
しかも前方ブロックはまさかのパイプ椅子。
手を伸ばせば届く距離でしたが
私は隣の旦那と違いそれほどミーハーじゃないので、平静を保てました。
美しい人でした。
やっぱり上手だなぁ、プロだなぁ、尊いなぁ、と思いました。
こんな贅沢な胎教ありますか。
産まれる前にこんないい目に遭いおって、腹の中のニクいやつめ。
ふと気付くと、私の隣にいた女の子が泣いてました。
私も、もうすこし若かったら泣いていたと思う。
でも今は泣かない。
憧れるのは、あんなふうに生きたいけど生きられないから。
羨ましいのは、自分で見出した生きる術を世に認められているから。
音楽を志して上京し、そうやって生きる人達とたくさん出逢ったけど
彼らは芸能人でも何でもない、ステージを降りれば
ああいう職業に就いてるというただの人間なわけで
要するに、いま立っている場所がどこだろうが同じことだと
大人になった私は知っている。
ただ、今ここにある尊さを受信できるアンテナさえ腐らなければ
いくらでも豊かになれる。
このことを私に学ばせてくれたのは、そういえば東京だったなぁと
帰り道の高速道路で思いだした。
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