2015年9月27日日曜日

地獄!尿路結石~腎盂腎炎②

さて前回、10日間の陣痛に耐え、めでたく石を出産したわけですが、

その翌日。

朝から、「これは、おかしいぞ」「よくない事が体の中で起こっている」と本能が告げてる。

だるくてだるくて、動けない。食欲もない。

幸い休日だったのですが、やることはいっぱいあったし、がんばって動いてたんです。

でも、どんどんだるくなる。おかしい。

外出先から自分の実家が近かったので、横になって休ませてもらいました。



午後14時をすぎると、異様にトイレが近くなる。

石があった方の腰が、なんだか重くて痛い。熱っぽくなってきたな・・・

と思って計ると、39度6分・・・!!

おいおい体温計壊れてんじゃん。実家のはやっぱボロいよな~

もう一回計る。39度7分。

あ、あかん。これガチなやつや。。。

高熱でゼイゼイいってたら、呼吸も苦しくなってきた。でも家には誰もいない。。

仕事中の旦那に電話し、「病院に連れてってくれないなら救急車呼ぶ」と脅迫してすぐ病院へ。



この時点で、手足が痺れてくる。息も吸いづらい。腰いたい。顔まで痺れてきた。

あ、わたし死んだ。と思ったけど、病院はさすが冷静ですよね。

「いま救急車で運ばれてきた方がいるんで、すこし待っててください」。




結局、手足が痺れてたのは、過呼吸のせいでした。

初めての過呼吸発作だったので、痺れるなんて知識もないし。

とにかく言われたとおり、がんばって深呼吸を繰り返す。

呼吸が浅く早くなるたび、旦那に「速い!」と半ギレされながら。


だるさと痛みの原因は、血液検査の結果、

内臓系の数値は動いてないけど、白血球の値がまあまあ高い。

石が詰まってたことによって尿の流れが悪くなり、尿路か腎臓で炎症が起こっているせいじゃないか、と。

その場で抗生物質を点滴で投与し、週明けに再び泌尿器科へ。



再度血液検査の結果、「腎盂腎炎です」。

腎盂炎って、聞いたことありますよね?

あれの正式名称が、腎盂腎炎らしいです。

体力が落ちてると、石によって尿の流れが悪かったり、水腎症を起こしたときに繁殖した細菌が腎臓まで上ってしまい、炎症が起こる。

通常は免疫力の低下により、膀胱炎が悪化して起こるらしい。

そうだよ、痛くて睡眠不足だったし、仕事中もいつ痛くなるかって、ストレス溜まりまくりだった。




この病気、放置すると腎臓の機能を失って腎不全に至ったり、

血液を濾過する大切な機能が落ちると、血液中に細菌が入って敗血症を起こしたり、

きちんと治療しないと怖い病気なんですよ!


「一週間入院ね」と軽く言われて、ブッ飛びました。

入院ってあんた、仕事は?家事は?子供はどうなるの?って。

幸い、週末に救急で抗生物質を入れたおかげか、即入院レベルの白血球の数値ではありませんでした。


2週間の抗生物質服用と、しばらくの自宅安静。

「安静っていうの、すごい大事だからね。入院っていうのは、安静のためにするんだから」

と念を押され、即職場に電話。「一週間、休みます」




まぁ入院でもしない限り、5歳児抱えた主婦が絶対安静なんて不可能ですよね。

だるい体で最低限の家事と保育園の送り迎えをこなし、日中は横になってました。

抗生物質を飲んでも、すぐには治らないです。

1週間を過ぎても倦怠感、腰の鈍痛、夕方になると微熱出るのが続きました。

こんなに長引くんだね。腎臓って、怖いね。大事だね。



結局、職場のご厚意で、2週間近く休ませてもらい、入院することなく仕事復帰できました。

ありがたいことです。

仕事のフォローをしてくれた同僚さん達、
そして毎日元気に保育園へ行ってくれた娘のおかげ。



結石も腎盂炎も、予防は「水分を多く摂ること」

食事以外に2リットル。と言われました。これはさすがに無理かもしれないけど、

意識していっぱい摂ることです。

そしてトイレを我慢しないこと。私は一切してませんけど。

一番は、腎臓に負担をかける食生活を改めること!疲れたら休むこと!




頭痛ひとつで憂鬱になる、私たちの危うい健康を守れるのは、自分の養生だけ。

またとない命を使い切るためには、肉体という船が要るんです。

大事にしましょうね、お互い。


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