さて前回、10日間の陣痛に耐え、めでたく石を出産したわけですが、
その翌日。
朝から、「これは、おかしいぞ」「よくない事が体の中で起こっている」と本能が告げてる。
だるくてだるくて、動けない。食欲もない。
幸い休日だったのですが、やることはいっぱいあったし、がんばって動いてたんです。
でも、どんどんだるくなる。おかしい。
外出先から自分の実家が近かったので、横になって休ませてもらいました。
午後14時をすぎると、異様にトイレが近くなる。
石があった方の腰が、なんだか重くて痛い。熱っぽくなってきたな・・・
と思って計ると、39度6分・・・!!
おいおい体温計壊れてんじゃん。実家のはやっぱボロいよな~
もう一回計る。39度7分。
あ、あかん。これガチなやつや。。。
高熱でゼイゼイいってたら、呼吸も苦しくなってきた。でも家には誰もいない。。
仕事中の旦那に電話し、「病院に連れてってくれないなら救急車呼ぶ」と脅迫してすぐ病院へ。
この時点で、手足が痺れてくる。息も吸いづらい。腰いたい。顔まで痺れてきた。
あ、わたし死んだ。と思ったけど、病院はさすが冷静ですよね。
「いま救急車で運ばれてきた方がいるんで、すこし待っててください」。
結局、手足が痺れてたのは、過呼吸のせいでした。
初めての過呼吸発作だったので、痺れるなんて知識もないし。
とにかく言われたとおり、がんばって深呼吸を繰り返す。
呼吸が浅く早くなるたび、旦那に「速い!」と半ギレされながら。
だるさと痛みの原因は、血液検査の結果、
内臓系の数値は動いてないけど、白血球の値がまあまあ高い。
石が詰まってたことによって尿の流れが悪くなり、尿路か腎臓で炎症が起こっているせいじゃないか、と。
その場で抗生物質を点滴で投与し、週明けに再び泌尿器科へ。
再度血液検査の結果、「腎盂腎炎です」。
腎盂炎って、聞いたことありますよね?
あれの正式名称が、腎盂腎炎らしいです。
体力が落ちてると、石によって尿の流れが悪かったり、水腎症を起こしたときに繁殖した細菌が腎臓まで上ってしまい、炎症が起こる。
通常は免疫力の低下により、膀胱炎が悪化して起こるらしい。
そうだよ、痛くて睡眠不足だったし、仕事中もいつ痛くなるかって、ストレス溜まりまくりだった。
この病気、放置すると腎臓の機能を失って腎不全に至ったり、
血液を濾過する大切な機能が落ちると、血液中に細菌が入って敗血症を起こしたり、
きちんと治療しないと怖い病気なんですよ!
「一週間入院ね」と軽く言われて、ブッ飛びました。
入院ってあんた、仕事は?家事は?子供はどうなるの?って。
幸い、週末に救急で抗生物質を入れたおかげか、即入院レベルの白血球の数値ではありませんでした。
2週間の抗生物質服用と、しばらくの自宅安静。
「安静っていうの、すごい大事だからね。入院っていうのは、安静のためにするんだから」
と念を押され、即職場に電話。「一週間、休みます」
まぁ入院でもしない限り、5歳児抱えた主婦が絶対安静なんて不可能ですよね。
だるい体で最低限の家事と保育園の送り迎えをこなし、日中は横になってました。
抗生物質を飲んでも、すぐには治らないです。
1週間を過ぎても倦怠感、腰の鈍痛、夕方になると微熱出るのが続きました。
こんなに長引くんだね。腎臓って、怖いね。大事だね。
結局、職場のご厚意で、2週間近く休ませてもらい、入院することなく仕事復帰できました。
ありがたいことです。
仕事のフォローをしてくれた同僚さん達、
そして毎日元気に保育園へ行ってくれた娘のおかげ。
結石も腎盂炎も、予防は「水分を多く摂ること」
食事以外に2リットル。と言われました。これはさすがに無理かもしれないけど、
意識していっぱい摂ることです。
そしてトイレを我慢しないこと。私は一切してませんけど。
一番は、腎臓に負担をかける食生活を改めること!疲れたら休むこと!
頭痛ひとつで憂鬱になる、私たちの危うい健康を守れるのは、自分の養生だけ。
またとない命を使い切るためには、肉体という船が要るんです。
大事にしましょうね、お互い。
0 件のコメント:
コメントを投稿