尿路結石っていう病気があるんですよ。
簡単に説明すると、
体質や水分不足や食生活の乱れやストレスや、まーいろんな条件が重なって腎臓の中でそれらが結晶化し、結合し、石となって排出され、
本来は尿しか通らないはずの尿管に詰まる病気です。
これは胆石・膵炎と並んで「人間の三大激痛」と呼ばれる激痛。
例えるなら、チェホンマンに腰から脇腹の中を雑巾絞りされてる感じ。
(この例え、我ながらかなり的確♡)
陣痛と同じくらい。と例えられますが、両方経験した私が自信を持って言います。
陣痛より痛いです。陣痛どピークの2.5倍くらいですね。
ええ、横になってることすらできません。
脂汗を流し、あまりの痛みにゲロを吐きながら、のたうち回るのです。
救急車、呼びます。呼んでいいと思います。
こんなに苦しみながら、「にょうろけっせき」てなんかマヌケな響きであり、
痛み自体は命に関わることはないという、悲しい病気でもあります。
オッサンが罹患するイメージではありますが、(実際、男性の方がなりやすい)
私はなぜか20歳で初めて発病しました。
その後20代のうちに2度再発し、今回は約10年ぶり4度目のプロです。
なんでも聞いてください。
(後で知ったんですが、10年後の再発率は60%にも及ぶらしい。。)
同じ病気に苦しんでいる人、その、石を憎み殺したい気持ち。痛いほど分かります。
私の経験が少しでもお役に立てれば幸いです。
まず、私は4回経験しましたが、どれも5mm以下だったので、「自然排石」という治療でした。
つまり、強力な痛み止め(座薬)で疝痛(石による激痛)をごまかし、
水をガブ飲みしてジャンプして階段登って、自然に尿とともに出てくるのを待つのみ。
いつ襲われるか分からない痛みに怯えながら、とりあえず今は痛くねぇし仕事行くか・・・
みたいな、爆弾を抱えたスリリングなエブリデーの幕開けなわけです。
この病気には、予兆があります。私の場合は、かもしれませんが、、
腎臓の中で石ができた時点では全く痛みはありません。
それが尿管に排出されたとき、から、長い苦しみが始まります。
①突然、片方の腰に激痛がでる。
これは、吐きそうになるほどの激痛です。が、
なんだこれは?!と思いつつ、しばらくするとスッと治まる。これが罠。
実際は、腎臓から排出された石が尿管に一瞬ひっかかって、膀胱までの旅を始めたサイン。
②数時間後~数日後、同じ方の腰から脇腹にかけて、のたうち回る激痛!
はい、上記のサインを見逃すと、とうとう尿管に石がひっかかります。
専門的に解説すると、尿が腎臓に逆流し、腎臓の水圧が急激に上がります。(水腎症)
それに尿管の痙攣が加わり、チェホンマン登場なわけです。
ここで救急車or夜間救急orDIEみたいな状況になります。
たいてい、尿が濃くなる明け方が多いですね。私は今回、夕食後でしたが。
③他の重大疾病(虫垂炎や腹部大動脈瘤など)を否定したうえで、石の存在を確認。
石の大きさに沿った治療を開始。
こんな流れですかね・・・
ここまで来たらもう、出るまで付き合うか、衝撃波で砕くか、外科的に取り除くしかないんで、
「どんなに痛くても死ぬこたぁない」と腹をくくって、座薬にぎりしめて、水ガブ飲みして、耐えましょう。
私は仕事も行ってましたし、休日は朝から5時間のたうち回ったりして・・・
結局10日間ほどでポロっと出てきました。
こんぺいとうのような、ギザギザした固い固い結晶。
こんなモンがなぜ人体の中で生成されるんですかね。
お前のせいでどれだけ苦しんだと思とんのか、踏みつけたい気持ちは分かりますが
病院に持参して、成分の分析をしてもらいましょう。
これが分かることで、避けた方がいい食べ物など、再発の予防につながります。
いままでは、これでザッツオールだったんです。
いままでは・・・・
今回は、石が出た翌日から、わたしの新たな地獄が始まりました。次回。