2009年8月17日月曜日

ハナ

8月16日早朝、ハナちゃんが逝きました。

18年と2か月間一緒にいた、だいすきな猫です。



母が焚いたお線香の香りで目が覚めて一階に下りると、

ふわふわで柔らかくて温かかった体は、冷たく固まっていました。

でも、眠ってるみたいに、いつもの美人な顔のままでした。

ハナに花を飾るとよく似合って、涙が止まりません。





看取った母によると、「一度吐いた後だんだん呼吸がゆっくりになって、
足が痙攣して息が止まった」そうです。

最期は苦しそうでしたが、その時間は短かったようでした。






雲ひとつない、晴天の日曜日。

天国というものがもし在るなら

今日なら真っ直ぐに行けるんじゃないだろうか。

火葬場でそんなふうに願って、送り出してきました。





ハナはもういない。

私が家に帰っても、ハナはもう二度と帰ってこない。

それはどうしようもなく悲しくて寂しいけど、

ハナがいた時間の中に、ハナがいたから笑えたことやホッとしたことが
今の悲しさよりも沢山ありました。

死んでもやっぱり、ハナがいて良かったと思います。




やっぱりこうだ。

「ありがとう」

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